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ふげんのきまぐれぶろぐ

ゲーム、漫画、小説、日記等について、きまぐれに書いています。

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墨攻

2009.03.25/Wed/19:01:06

新潮文庫の酒見賢一さんの著書。

この本は中国の歴史物では1番好きな本です。
なんといっても、本が薄い、200頁もないのですぐに読み終わります。
内容をざっくり書くと、墨家はもとは国とは結託しない組織で、非攻を旨としていましたが、棟梁の代替わりにより、母国(宋)におもねるようになりました、組織が変貌していく中、旧来の精神を持ち続けた墨子が1人で、窮地となった他国の城に赴くという話です。

主人公の墨子の名は革離といいますが、実在した人物なのかな?よくわかりません。
墨家(墨子教団)といわれる集団は実在し、九流十家の1つで後に有名な儒家、道家と同列の存在だったようです。

墨家は非攻、非楽、薄葬を唱えたため、真逆をいく儒家とは対立していたようです。
とはいえ、非攻、非楽、薄葬というのは、権力者達への戒めであり、一般の人たちを守るための思想だったようです。

儒家は三国志の時代に幅を利かせていた集団で、曹操の儒家弾圧なんかが有名かと思います。
墨家はこの時代以降衰退し、消滅してしまったらしい。

なお、墨家は城防衛のスペシャリストで、当代随一の戦闘集団だったようです。

この小説では、まず、墨家の棟梁である、墨てきのエピソードから始まります。

南方の強国である楚が、その北方(中華の中央付近)にある宋に戦争を仕掛けようとしたときに、楚王の下にあらわれ、この戦争に勝つことは出来ないからやめるように説いたというものです。

このとき、墨てきは楚王はの参謀たる人物と模擬戦を行いましたが、これを完全に退け、結果戦争は始まる前に中止となりました。

もうこの部分だけでも、墨家というのは、すごい集団というのがわかります。

本編では革離という墨者が窮地に陥った弱小国の城に援軍として1人赴きます。

このとき墨家は、母国と結んでいたため、他国の城を守る気はありませんでしたが、旧来の精神を受け継いだ革離が単独にて動いたものです。

ゆえに、本来、複数で分担することを1人でやり、骨身を削って街のために尽くします。

墨子の思想ゆえに、身なりが汚く、高貴さを持たない革離を、最初は城の人々も受け入れることは出来ませんでしたが、最初は墨家への信用から、後には、隔離の働き振りから受け入れられていくことになります。

そして、その当時一流の防衛技術の粋を極めたその能力で、防衛を成功させていきます。

しかしながら、敵の数は2万で、しかも名将といわれる武将、かたや革離の守る城の兵員は3千です。簡単には包囲は解けません。

もともと、敵は革離の守る小城を攻めるのが目的ではなく、他を攻めるための、略奪を行う目的で仕掛けてきたものでした。
なので、最初は数ヶ月守りきれば敵が引き上げる予定でしたが、周辺事情の変化から、更に長い期間守り続けることとなります。

長期の攻防により、攻城をあきらめかけた、敵の将軍ですが・・・

というあたりが、大体のあらましになろうかと思います。

史実と想像を織り交ぜた小説(歴史物なんて大体そう)なのですが、本は薄いのに内容の濃いこと。
漫画の墨攻も読んでしまいました。
っていうか、これも例のごとく、漫画に触発されて、小説読んだのかも。
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カテゴリ: 小説
テーマ: 歴史小説
ジャンル: 小説・文学
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